皆さんは「不妊症」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
健康な男女が避妊せず定期的に性交を行なっているのにも関わらず、一向に妊娠できない……そんな状態を不妊症と呼びます。
通常、この不妊症という言葉は女性に用いられることが多いですが、実は不妊症に悩むカップルの半数近くは男性側に原因があるとされています。
つまり、「女性が妊娠できない体質」なのではなく「男性が妊娠させられない体質」であるということです。
経済的に困窮しているか、あるいは子どもが苦手かでない限り、大半の方はパートナーとの間に子宝を授かることを望んでいるかと思います。
そういう男女にとって、この不妊症はお互いの関係性を悪化させかねない重篤な問題といえるでしょう。
そんな問題を解決するべく、今回は男性側が抱える不妊症(男性不妊)についてお話したいと思います!
男性の不妊症(男性不妊)の種類と原因
男性不妊には大きく分けると主に3つ、「造精機能障害」「精路通過障害」「性機能障害」に分類されます。
精巣の機能不全により質のよい精子が正常に生産されない状態のこと。
前立腺や精管といった精子を運ぶ通り道が狭くなり、精液中の精子数が不足する状態のこと。
精液の状態そのものに異常はないが、ED等の性交障害や射精障害によって生殖器官に精子を運べない状態のこと。
造精機能障害
造精機能障害は、なんらかの原因で質のよい精子が作り出せなくなる症状のことをいい、精子の量や運動性の低下といった状態が起こります。
不妊症を発症している男性の約8割がこれに該当するといわれています。
この造精機能障害の原因は様々考えられますが、代表的なものとして「精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)」が挙げられます。
精索静脈瘤とは、精巣と心臓をつなぐ静脈内で血液が逆流してしまい、それによって精巣の周辺に瘤(こぶ)ができてしまう症状のことで、まれに陰嚢に鈍い痛みを伴うことがあります。
この瘤の影響で精巣内の温度が上昇し、精子の生成が妨げられてしまうと考えられています。(精子は熱に弱いという特性があります)
精路通過障害
通常、精巣でつくられた精子は精巣上体や精管といった通り道を経由して、精液として放出されます。
この通り道(精路)が狭くなったり詰まったりする症状を精路通過障害といい、「精子をつくる機能は問題ないが、それを体外に放出することができない」という状態を表します。
原因としては鼠径ヘルニアの手術やパイプカットの手術、精巣上体炎などが考えられます。
また、射精感はあるのに尿道から精液が出ない「逆行性射精」もこの精路通過障害の一つに挙げられます。
性機能障害
最後は「性機能障害」で、これは「精子をつくる機能」も「精子の通り道」にも問題は無いが、うまく射精に至らないという症状をいいます。
いわゆるED(勃起障害)や性欲の減退などが挙げられ、精神的な要因が関係する場合もあります。
これらの原因としては加齢による体力の衰えや糖尿病・高血圧といった疾患、過度な飲酒や喫煙、ストレスなどが挙げられます。
造精機能障害や精路通過障害とは違い、手術の必要なく改善できるケースも多いです。
男性不妊の改善と予防
男性不妊の改善はとにかく「早期発見」が非常に重要です。
もし、「避妊もしていないのになかなか妊娠しない」という心当たりがある方は、早急に専門医の診断のもと精液検査を受けてみることをおすすめします。
男性不妊の治療は、大きく分けて抗酸化療法・ホルモン療法・手術・カウンセリングの4つが挙げられます。
費用面に関しては検査も含めて保険適用(3割負担)となりますが、定期的な通院が必要な場合があります。
どうしても忙しくて病院に通う暇が無いという方は、日々の生活習慣を改めることで解決する可能性があります。
タバコはNG!禁煙するか、本数を減らそう!
男性は女性に比べ喫煙率が高いとされていますが、この喫煙が男性不妊の割合を高めている要因の一つと考えられます。
タバコは精子に酸化ストレスを与え、また血管を収縮させて血流を悪化させてしまう原因にもなります。
血流が悪くなると、陰茎に十分な血液が流れ込まなくなりEDや中折れといった勃起障害を起こしてしまうので、まずはタバコの本数を減らして、徐々に禁煙していくようにしましょう!
精子は熱に弱い!股間を温めないで!
男性の一番の急所といわれている「睾丸」。
そんな大事な部分が何故体内に収納されていないのかというと、「精子は熱に弱い」という特徴があるからです。
体外に露出させることで睾丸を冷却し、精子の生成の妨げにならないようになっています。
なので、熱いお風呂やサウナに長時間入る、膝の上にパソコンを置いて作業する、密着性の高い下着を履くなどの股間を温めるような行為は極力控えましょう!
自転車やバイクに長時間乗るのは危険!
自転車やバイクに乗ると、サドルの圧迫によって股間に大きな負荷がかかってしまいます。
長時間この負荷が続くと血行不良によってEDを発症したり、また精子の生成量や質が低下してしまったりする可能性があります。
自転車やバイクに乗る際は、目安として30分に一度の休憩を挟むのが望ましいです。
バランスの良い食事と十分な睡眠を!
日々の食生活や睡眠時間の見直しも、男性不妊の解決につながる可能性があります。
とある臨床研究では脂肪分や糖分の高い食べ物、飲み物の過剰摂取が精液所見の低下の一因となる報告もあります。
また、偏った食事は肥満の原因ともなり、肥満は様々な生活習慣病を引き起こしEDの引き金になるともいわれています。
さらに、睡眠不足も酸化ストレスによって精子の状態を悪化させる要因となるため、食生活と併せて睡眠時間も一度見直してみるといいでしょう。
ストレス解消法やリラックス法を!
日常的に強いストレスを感じると、男性ホルモンの一つ「テストステロン」の分泌が低下してしまうといわれています。
テストステロンは精子の活動を活発にする作用があり、男性機能を維持あるいは向上させていくために非常に重要な役割を担う男性ホルモンです。
このテストステロンが不足すると男性機能が著しく低下し「造精機能障害」の原因となるため、定期的にストレスを発散することが非常に重要です!
メンズサプリメントで男性不妊の予防や改善を!
男性不妊クリニックへの通院や生活習慣の改善が難しいという方には、メンズサプリメントを服用するという方法もおすすめです。
メンズサプリには弱った男性機能を本来あるべき正常な状態に戻すための様々な栄養成分が含まれており、上で挙げた「食事バランスの見直し」の代替策として活用できます。
特に「精子の量と運動性の低下」や「勃起障害」といった症状であれば、精力剤の服用による改善は十分に可能といえます。
具体的にいえば、メンズサプリには血管を拡張し血流を促進させる「アルギニン」や「ランペップ」、テストステロンの分泌を促進し質のよい精子を作り出す「亜鉛」や「マカ」、その他滋養強壮や性欲の向上など様々な効果をもたらす成分が含まれているのです。
もちろんメンズサプリを飲用することが必ずしも男性不妊の解決につながると保証されるものではありませんが、手軽に始められる身近な方法の一つとして、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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