皆さんは「テストステロン」という言葉をご存知でしょうか?
テストステロンとは男性ホルモンを構築する成分の一つです。
筋肉の量や強度を保つ上で重要な働きを担うほか、男性本来の健康にも大きく関わっているといわれています。
つまり、簡単にいうと「男らしさ」をつかさどるホルモン、それがテストステロンなのです。
あなたが抱えている体力の衰えや活力の低下といった悩みは、ひょっとしたらこのテストステロンの減少が原因かもしれません。
そこで今回は、テストステロンの減少に伴う症状と対策について解説してまいりたいと思います!
テストステロンの減少がもたらす悪影響
筋力の衰え
上記の通り、テストステロンは筋肉量の増加と維持に欠かせない成分です。
テストステロンが不足すると筋肉がしぼみ、筋力が衰えてしまいます。
また、筋肉量が減るとその分内臓脂肪が増えてしまうため、いわゆる「メタボリックシンドローム」の症状に陥りやすくなるでしょう。
メタボは高血圧や糖尿病といった厄介な病気を引き起こしてしまうため、テストステロンは非常に重要な成分といえます。
集中力の乱れ・無気力感
テストステロンの減少は精神面にも大きな影響を及ぼします。
例えば集中力の乱れ、無気力感、疲労感、記憶力の低下等々……。
いわゆる「男性更年期障害」と呼ばれる症状ですが、これが欲求の衰えにもつながり、パートナーとの関係性が希薄になる原因にもなるのです。
逆にこのテストステロン値が高い人というのは社交性や判断力に優れ、女性にモテやすいのだとか……。
性欲の低下・勃起不全(ED)
いわゆる「性欲」「性的衝動」の原動力となっているのが、このテストステロンです。
「ドーパミン」と呼ばれる、興奮作用をもたらす神経伝達物質を増加させ、さらにフェロモンの分泌をも促進させます。
そして「性的刺激」から「勃起」を促すスイッチをONにするはたらきが、このテストステロンの主な作用となっています。
その為、テストステロンが減少すると「興奮が得られない」「身体が反応しない」といった症状につながるのです。
テストステロンを減少させる要因とは?
加齢による衰え
上記の図は、男性ホルモンに含まれるテストステロンの、年齢別の推移を示したグラフです。
(出典元:NIKKEI STYLE)
テストステロンの減少は、年齢を重ねるにつれて進行していきます。
もう少し詳しく説明すると、男性ホルモンを作る体内でテストステロンを生成するライディッヒ細胞が加齢によって減少することで、総テストステロンの低下を招きます。
加齢による衰えを完全に防ぐことは不可能ですが、ライディッヒ細胞は抗酸化物質の投与によって「抑制」することは可能です。
つまり、ピクノジェノールやレスベラトロール等の抗酸化作用のある成分を摂取すれば、テストステロンの低下ペースを遅くすることができます。
ストレス・睡眠不足
加齢による衰えのほかにテストステロンの低下を招く原因の一つに、「ストレス」が挙げられます。
人間は、脳に強いストレスを感じると脳内でCRF(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)が生成され、これがホルモンの分泌を妨げてしまいます。
ホルモンが不足するとテストステロンを作れなくなってしまうため、上記で挙げた無気力感や活力の低下、そして男らしさの喪失につながるのです。
また、睡眠不足もテストステロンの低下に大きく関わってきます。
テストステロンは夜寝ている間に活発に生成されるという特徴があるので、十分な睡眠時間を確保できないとテストステロンも不足してしまうのです。
実際に、ある男性に5時間睡眠の習慣を1週間続けてもらったところ、テストステロンが15%減少したという実験データも存在します。
喫煙・飲酒習慣
日頃からタバコやお酒を嗜んでいる方も要注意です。
まずお酒の場合、適度な量と頻度を弁えていれば問題ありませんが、大量の飲酒を毎日続けているとテストステロンの減少を招く可能性があります。
というのも、お酒に含まれるエタノールが精巣に負荷をかけ、テストステロンの生成に悪影響を及ぼしてしまうからです。
特にビールは、原料の「ホップ」にナリンゲニンというテストステロンの分泌を妨げる物質が含まれており、過度に飲み過ぎるのは危険でしょう。
そしてタバコの習慣もホルモンバランスを著しく乱し、テストステロン減少の一因になるといわれています。
とはいえ、タバコやお酒を辞めることで大きなストレスを感じるようだと、それもまた上記のようにテストステロンを減少させる原因となるので、少しずつ減らしていく程度にするといいでしょう。
生活習慣や食事バランスの乱れ
テストステロンの減少は乱れた不規則な食生活も大きな一因となります。
普段から忙しい日々を過ごしている方は、つい朝食を抜いたり、インスタント食品や外食で済ませたり等、栄養バランスがどうしても偏りがちになります。
テストステロンを十分に分泌させるためには、必要な栄養をバランスよく摂取することが重要です。
日々の食生活を見直し、テストステロンを安定させるよう心がけましょう。
テストステロンを復活させる対策方法とは?
運動・筋力トレーニング
テストステロンの分泌を活性化させる上で、運動は非常に有用です。
適度な運動、特にウォーキングやジョギングといった有酸素運動はテストステロン値を上昇させるという研究データがあります。
ただし、長時間のハードな運動はかえってテストステロンを消耗してしまい逆効果と言われています。
テストステロンの復活を目指すなら1日30分~1時間程度の、軽~いエクササイズ程度にしておくといいでしょう。
十分な睡眠時間の確保
十分な睡眠はテストステロンの低下を抑制し、分泌を促す上で欠かせません。
特に午前1~3時の間は最もテストステロンの分泌が活発化する時間帯なので、夜更かしは厳禁といえるでしょう。
また、単なる睡眠の時間だけでなく「質」も重要になります。
寝る前にお風呂に入る、暖かい飲み物を飲むなどして、脳と身体の両方をしっかりリラックスさせた状態で眠ることで更にホルモンが活発になり、テストステロンが多く分泌されるようになります。
寝る直前までスマートフォンやパソコンを触る習慣があるかたは改めましょう!
食生活の見直し
身体の様々な変調は、日頃の食生活が大きく影響している場合が多いです。
テストステロンの減少に関しても例外ではありません。
そこで、テストステロンを上昇させる上でオススメの食材を3つご紹介します!
貝類
テストステロンの分泌を促す成分といえば、やはり「亜鉛」です。
亜鉛は牡蠣やサザエ、ハマグリ、ホタテ、シジミといった貝類に豊富に含まれており、特に牡蠣は1個食べればそれだけで数日分の亜鉛を補うことができます。
ねぎ類
ネギ類特有のツンとした刺激臭は「アリシン」と呼ばれる成分によるものですが、このアリシンは強力な抗酸化作用を持っており、男性ホルモンのはたらきを活発にしてくれます。
ネギは普段の食事の中でも気軽に取り入れられる食材なので、テストステロンの不足が気になる方は積極的に摂取するようにしましょう。
卵
卵には善玉コレステロール値を上昇させ、テストステロンの分泌をスムーズにしてくれるはたらきがあります。
それだけでなく強い身体を維持する上で欠かせないタンパク質・必須アミノ酸が豊富なので、男性は特にしっかりと食べるべき食材といえるでしょう。
メンズサプリでテストステロンの分泌を促す
いかがでしたでしょうか?
今回は男性ホルモンの大部分をつかさどり、精力の源となる「テストステロン」についてご紹介しました。
歳を重ねるにつれて次第に減少していくテストステロンですが、日頃の生活スタイルを見直すことで、再び若い頃のようにテストステロン値を高め、男の力を取り戻すことができるでしょう。
しかし、「必要な栄養をしっかり摂る」「適度に運動する」「十分な睡眠をとる」「ストレスを感じない」……
そんな生活を毎日続けるのは難しい、という方もいるかと思います。
そんな時に助けになるのがサプリメント。
テストステロンの生成や分泌にはたらきかける有効成分がバランスよく配合されており、日ごろから習慣づけて飲むことで、食事や運動で足りない部分を補ってくれるものもあります。
もちろん、サプリメントを飲むだけではなく普段の食生活や生活習慣の見直しに加えて上手にサプリメントを利用してみてください。
まとめ
男性の主たる欲をつかさどる「テストステロン」。
テストステロンの低下は単に男性ホルモンの衰えを招くだけでなく、社会生活にも大きな悪影響を及ぼしてしまいます。
「男としての喜び」を失わない為にも、女性から見た「できる男」になる為にも、テストステロンを増やすための対策をしっかり考えておきましょうね!
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